テトリス効果にみるポジティブ思考になる方法

「幸福優位7つの法則」という本を読んだんですが、そこで書かれていたテトリス効果というのが面白かった。というわけで、そのまとめと自分の感想を。

テトリス効果とは

テトリス効果とは、テトリスのゲームをしすぎた場合、日常生活でも身の回りのものがテトリスのパーツように見えてきて「建物のこの部分とこの部分を合わせたらうまく消せる」などと考えてしまうようになる現象のことを指します。そういう風に脳の神経回路が作り変えられるために、物事の捉え方も変わる。

これだけ聞くと「ほ~、そうなのか」という感じですが、これはゲームに限った話ではありません。

例えば弁護士になると、事実を疑い反論する練習を何度もするため、日常生活でもそのクセが出てしまいやすい。「おかしいところはないか?反論できるところは?」という色眼鏡をかけているわけです。これは大変ですよね。喧嘩の火種になりそう。

さまざまな場面でのテトリス効果

同じように「ダメなところ、できていないところを探す」という色眼鏡でいつも物事を見ていると、物事のマイナス面ばかりが気になってしまうように。

ご飯は美味しいけど接客が悪い店に入った後、「接客が悪かったね」と言うか「ご飯美味しかったね」と言うか。良かったところに注目する人は、その接客に対しても「ご飯を運んできてくれてありがとう」と思えるかもしれません。なかなか難しいですけどね。

自分に対しても、「できたこと、よかったこと」を見つけてあげられたら、自己肯定感が上がったりポジティブ感情を感じやすくなるのは明らかです。これは素晴らしい。

ポジティブ思考になる方法

ではどうすれば良いのか。テトリス効果はテトリスをしまくったら現れるわけです。なので、できたこと、良かったことを探す練習を何度も繰り返しすると自然に良いことに注目するようになります。

具体的にはこんな方法が。

  • 感謝ノートをつける
  • 今日一日で良かったこと、できたことを振り返る
  • 「ありがとう」「良かった」「楽しかった」を口グセにする

とにかく繰り返し練習することが大事

ポイントは、練習すればできるようになること。テトリスにしても弁護士にしても、練習をする前と後では物事の捉え方が変わっている。ここが重要だなぁと。

いろんな自己啓発本とかでポジティブ思考が大事って書かれてますが、頭では分かってても実践するとなると難しい。けどこういうのを改めて知ると「練習すればできるんだ」という希望が湧いてきて、気持ちが新たになりますね。

早速やってみましょう

昨日あるいは今日、良かったことは何ですか?できたことは何ですか?感謝できることは何ですか?

何だろう。ご飯が美味しかった。うまく料理できた。食材を作ってくれた人、売ってくれた人、ありがとう!みんなのおかげで、平和な毎日を過ごすことができる。

そして、この記事を最後まで書けた!良かった!できてる、できてる!

と、こんな感じでOKみたいです。

皆さんが少しでもラクになれますように。