一日一食で摂食障害的になったものの二ヶ月で克服した体験談

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「一日一食 芸能人」などと調べると意外といろんな人が一日一食を実践してます。

それで調子が良い人もいるんでしょうが、僕の場合はその一食すら極端に少なかったため体重が36.8キロまで減少。しかし今は無事に克服し45キロまで戻れました。本当に良かった…。

この記事では、その経緯や症状などをまとめました。

一日一食を始めたきっかけ

バイト終わりのお菓子の過食が止められなかったのがそもそもの発端でした。ある日、そもそも晩御飯を食べるのをやめようと思い、成功したので一日二食に。さらにコントロールしたくなり、一日一食に。どんどん体重が減っていきました。

その「一食」で食べていたもの

一日二食の時は、一食はご飯と味噌汁、もう一食はバナナ一本だけとかでした。

一日一食にしてからはご飯一膳と味噌汁一杯を昼ご飯に食べていました。計量器で測っていたのですが、ご飯はきっちり140gで味噌汁は確か160gくらい。かなり少ないですよね。そりゃ痩せるわ、というような量です。

極端な食事制限によるざまざまな症状

体重減少

もともと48kgあった体重が一番低い時で36.8kgに。バイト先のおばちゃんから言われたのは「触れちゃいけないレベル」「病気になったかと思った」などなど…。僕自身も後から写真を見返すと、本当にそんな感じでした。

聴覚麻痺

右耳に常に水が入っているような感覚になり、自分の声が反射して聞こえたり、周囲の音が聞こえづらくなったりしました。

体の冷え

常温の水の冷たさにさえ敏感になり、周りの人が長袖一枚とか着ている中、ダウンを着ていたりしました。それでもまだ寒かったほどです。

肌の乾燥

白く毛羽立ってるような感じに。黒い服を着ると皮膚から出た白い粉がすごく目立つので、なるべく白やグレーの服装を着ていました。もともと乾燥肌だったのですが、比較にならないレベルでした。腕全体、お腹、背中、首元の乾燥が特にひどかったです。

体に力が入らない

階段や坂を上るのが非常にしんどくなり、周りの人にどんどん追い抜かされていく感じに。当たり前ですが食べないと筋肉も落ちていきますよね。

便秘

味噌汁には結構野菜を入れていたのですが、人生で一番ひどい便秘になりました。便秘の人って普段こんなに辛いのかと思いましたね。胃腸の働きが相当弱まっていたようです。

メンタル

全てを体重減少と結びつけ、不安が襲ってくるのが特にきつかった。普段だったら気にならないのに、少しでも足に力が入らなかったり肌が乾燥したりすると、「やばい」と思ったりしました。

いろんな症状が出ましたが、メンタルがおかしくなったのが一番きつかったかもしれないです。なにしろ生活全体に影響してくるので。

あくまでも摂食障害「的」だった

摂食障害の方と決定的に違うのは痩せ願望がなかったことです。なので「体重が増えるのが怖い」というのは全然無くて、むしろちゃんと食べようと思ってからは「体重を積極的に増やしたいけど量が食べられない」という感じでした。

ただ調べてみると体に現れる症状や思考の麻痺などがほぼ当てはまったため、その治療方法や回復例がすごく参考になりました。

食事量を増やして症状が回復

体重が増える

完全には元の体重に戻ってはいませんが、45キロにまで戻りました。ここまで戻すのにちょうど2ヶ月くらいですね。三食食べ始めてから一週間後には成果が出始め、最初の一ヶ月で6kg増えました。最初は食べるとすぐお腹が張る感じになり、本当に少しの量しか食べられませんでしたが、徐々に食べる量を増やしていきました。とにかく自分が「おいしい」と感じるものを食べたのが良かったのかもしれません。空腹感を感じないので美味しくないときつかったんです。「体重を増やすためだけに食べる」という風になってしまうので。

聴覚麻痺が消える

気付いたらきれいさっぱり消えていました。耳が普通に聞こえるってありがたいですね。

体の冷えがなくなる

三食に戻してからだいたい1、2週間後には気にならなくなりました。「おっ、体が暖かくなってる!」「普通の体温ってこんな感じだったんだ!」と少し感動。

肌の乾燥が少なくなる

これは少し長引きました。もともと乾燥肌で、さらにボディソープを使っていないせいもあって長引いたのかもしません。ただ前とは明らかに違います。首元の乾燥に関しては「前と全然違うね」と言われたので、やはり体重減少が関係していることは間違いなさそうです。

体に力が入るようになる

歩く時も周りの人に追い抜かされない!バイトの時もしっかり力が入る!というように回復のモチベーションになりました。

便秘が治りスムーズに出るようになる

便秘も治るまで少し時間がかかりました。1、2週間といったところでしょうか。あまりにつらかったので最初は便秘薬の力を借りていました。しばらくすると最初におならが出始めたことに気づき、「おっ、胃腸が動き出したな」というのが分かります。少しずつ便も柔らかくなり、痛みもなくスルッとお出ましになる状況がきます。

メンタルも少しずつ回復する

もともと過食が原因で一日一食を始めたので、三食に戻し、栄養バランスも考えてご飯と味噌汁以外も食べるようにした時「また食べ出すと止まらなくなるんじゃないか」という恐怖がかなり出てきました。外食したときなど、心拍数が上がり冷や汗が出てくるという軽いパニック状態に。

今ではそういう思考は格段に減りました。どんな状況であってもいずれは変わります。止まない雨はありません。

支えになったもの

「克服しました」という実体験ブログ

自分も絶対に元に戻れる、大丈夫という自信になりました。すでに克服した方のブログや、前向きなトーンの記事を読むと安心できます。

摂食障害についての情報サイト

摂食障害情報 ポータルサイト

自分の症状がこのサイトに書いてあることにほぼ当てはまるということを知るだけで、なぜか少し安心しました。「摂食障害」というラベルがあるだけで「自分だけに起こったなんだか分からない症状」という状態から抜け出せた安心感があったためでしょうか。また、克服した人の体験談もこのサイトで知れたので安心できました。

必要な摂取カロリーを計算してくれるサイト

エネルギー必要量 – 高精度計算サイト

これで、目標体重になるには何キロカロリー必要か知れるので安心できました。そして、だいたい本当にこの通りになりました。

食品のカロリーが分かるサイト

食品のカロリー グラムのわかる写真館 | 簡単!栄養andカロリー計算

空腹感を感じないため、何をどれくらい食べれば良いか分からない。けれど体重は元に戻さなきゃならない。というので本当に助かりました。

試練に直面した時のポジティブな考え方、名言

「止まない雨はない」「明けない夜はない」「陽はまた昇る」「どんな困難も永遠に続くことはありません」「神は乗り越えられない試練は与えない」などなど。これに関しては改めて別の記事も書こうと思います。

まとめ

今、極端な体重減少で悩んでいる方、大丈夫です。もともとあった体重ですから絶対に元に戻れます。どんな困難も永遠に続くことはありません。

一日一食をしようかと考えている方、こういうケースもあるのでご注意を。

注意

僕自身は自分でなんとか乗り越えましたが、極端な体重減少や摂食障害は本来であれば医学的な診断や治療が必要です。病院に行き、適切な診断などを受けてください。本記事はあくまでも個人の体験談として書いたものです。